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痴漢冤罪に巻き込まれるとどうなるの?
もしも、通勤・通学の途中に電車内で、何もしていないのに、知らない女性に痴漢と間違われてしまうとどうなるのでしょうか?
ほとんどの場合、駅員などがやってきて駅事務室まで連れていかれ、やってきた警察官に警察署まで連れて行かれることとなります。そして、電車内で被害者に現行犯逮捕されたことになりますので、身柄拘束までされてしまいます。
痴漢は何罪になる?~強制わいせつ罪と迷惑防止条例違反の違い逮捕された後に痴漢が冤罪であったことを証明できたとしても、痴漢の容疑で逮捕されて勾留されることになると、最大23日間の身柄拘束をされることになります。また、裁判まで進んだ場合にはさらに長期間の身体拘束がされることになります。
このように身柄を長期間拘束されることになると、会社などは休まざるを得なくなり、痴漢で逮捕されたことを知られなかったとしても、無断欠勤などで懲戒解雇になってしまう可能性もあります。また、学校であれば退学などの可能性もあります。さらに、有罪となった場合には、懲役や罰金などの刑罰に科されることにもなります。
痴漢冤罪を回避・予防する5つの対策方法とは?
痴漢冤罪に巻き込まれると、今までの日常生活にも大きな影響が出てくるなど、冤罪による被害が発生してしまいます。痴漢冤罪の被害者となってしまった場合であっても、刑事事件に強い弁護士に早めに相談することで、被害を最小限におさえることはできます。
しかし、痴漢に間違われてしまった場合には、少なからず被害を受けることにはなりますので、普段から痴漢に間違われないように対策をしておくことが重要になります。
ここでは、痴漢冤罪に巻き込まれる可能性を、できる限り小さくするための予防策を5つ紹介します。
電車やバスを利用しない
痴漢冤罪が起きるのは、電車やバスなどの公共交通機関がほとんどです。そのため、痴漢冤罪を予防するための方法として、電車やバスなどを利用しないことは有効です。
電車やバスは、通勤・通学で使っている方が多いと思いますので、公共交通機関を利用しないというのは難しいことも多いでしょう。ですが、車や自転車などでの通勤・通学に変更することで、痴漢冤罪をかなり高い確率で回避することができます。
可能であれば、この機会に、職場や学校などの近くに引越しするのも有効です。
通勤ラッシュの時間帯を避ける
先程紹介した予防策は、「電車やバスなどを利用しない」というものでした。しかし、職場や学校の場所、会社の規則、校則などによっては、車や自転車などでの通勤・通学に変更することは難しいでしょう。
そのような場合の予防策としては、通勤ラッシュの時間帯を避けて出勤・通学をすることです。通勤ラッシュの時間帯ではなく空いている、7時以前や10時以降の電車を使うことで、通勤ラッシュの時間帯と比べて、人と密着することもありません。通勤ラッシュの混雑を避けることで、痴漢に間違われてしまう可能性を下げることができます。
通勤ラッシュの混雑度や空いている時間帯は、電車の路線などによっても変わりますので、実際に乗ってみたり、検索してみたりして調べてみることをおすすめします。東京23区の場合には、下の表のようになっているようです。
このように、もっとも混雑する通勤ラッシュのピークは8時から9時ですので、せめてこの時間からずらすことができるとよいでしょう。
通勤ラッシュを回避しての通勤は、東京都も推奨しており、通勤時間をずらすことによって満員電車の混雑緩和を促進する「時差Biz」を実施しています。時差Bizのホームページでは、通勤ラッシュを避けることによる個人のメリットとして下記の3つが紹介されています。
満員電車の回避
通勤でのイライラの解消!通勤時間の有効活用
空いた電車でメールや新聞のチェック!プライベートの充実
朝早く出勤して夕方は早く帰宅、
遅め出勤なら朝の時間に趣味や家族のコミュニケーションに!時差Biz(https://jisa-biz.tokyo/about/)より引用
両手を高く上げる
痴漢冤罪を回避するために電車内でできる予防策としては、両手でつり革などにつかまり、両手を高く上げておくという対策があります。
両手を上げておくのは恥ずかしいと思うかもしれませんが、痴漢冤罪に巻き込まれたときの被害を考えれば大したことではないでしょう。下の漫画では、このような対策を取り上げてコミカルに描かれていますが、すこし怪しまれたとしても、痴漢冤罪を予防することは重要です。
より自然に、両手を高く上げるという対策を行う方法として、両手で本やスマートフォンを読むという方法もあります。
通勤・通学中に、日常的に本を読んだり、スマートフォンを使ったりする方は多いです。そのような方の場合には、両手で本を読んだり、スマートフォンを使ったりすることで、自然に両手を上にあげておくことができます。
このように両手を上げておくことで、痴漢に間違えられる可能性は下がりますが、痴漢の真犯人の横にいた場合など、痴漢に間違われてしまう可能性もあります。このような場合には、両手をずっと上げていたことを証言してくれる目撃者を探したり、手を上げたまま微物検査などをして欲しいと伝えるとよいでしょう。
女性の近くに立たないようにする
痴漢行為は、女性の胸やお尻を手で触る行為だけではなく、股間を押し付けたり、女性の匂いを嗅いだりするような行為もあります。さらには、周囲の男性客と手を組むなどして、示談金を獲得する目的で痴漢をでっち上げるという事件もあります。
このように、手を上げるなどの予防策をしていたとしても、痴漢冤罪の被害者となってしまう可能性もありますので、痴漢をでっち上げられることもないように、そもそも女性の近くには立たないようにすることも重要です。
女性とのトラブルを避ける
女性が周囲の乗客と手を組んでおり、計画的に痴漢をでっち上げる場合もありますが、突発的に痴漢をでっち上げるというケースもあるようです。
たとえば、電車内で女性とぶつかり口論になり、腹を立てた相手の女性が「この人、痴漢です!」などと言った場合が考えられます。目撃者などが見つかれば、冤罪は証明できるでしょうが、目撃者が見つからない可能性などもあります。
ちょっとしたトラブルから大事になる場合もありますので、電車内などでトラブルになったときには、謝るなどしてスムーズに解決するようにしましょう。
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痴漢冤罪の予防法5つ
- 電車やバスを利用しない
- 通勤ラッシュの時間帯を避ける
- 両手を高く上げる
- 女性の近くに立たないようにする
- 女性とのトラブルを避ける
痴漢冤罪に巻き込まれたときの対策は?
痴漢冤罪を回避するための対策をしていたとしても、痴漢冤罪に巻き込まれてしまう可能性もゼロではありません。
もしも、痴漢冤罪に巻き込まれたときは、周囲の目撃者を探したり、両手を上げたまま微物検査を希望したり、名乗ってその場から立ち去ったりすることなどは有効な対策の1つです。
ただ、ここで最も重要なことは、刑事事件に強い弁護士に連絡をすることです。駅の事務室などに連れて行かれた後には、弁護士を探すことも難しくなりますので、その場ですぐに弁護士を探して連絡するようにしましょう。
弁護士に相談することで、ケースに応じた適切な対応についてアドバイスをもらうことができますし、その後の対応も安心して任せることができます。
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